ホセ・ヒメネス「エル・ビエヒン」のアルバム「アルゴ・ケ・デシール」の楽譜本、第3版。カニョ・ロトの洗練で神秘的なギター演奏を楽譜にした最初の書籍。ホセ・ヒメネスの依頼によりエンリケ・バルガスがテキスト作成・転譜を担当。パロやファルセタについての膨大量の解説があるため、全3巻から構成される。「パロの歴史と提言」の章では作品ごとに使用されている調律・音階・フラメンコ独特の和音が細かに説明されている。パルマとタップなどコンパスに不可欠でありながらも普段見逃されがちな要素までが取り上げられている。分析の章では各ファルセタ、テクニック、パロの演奏法など、エル・ビエヒンの特徴となる要素について解説されている。
当巻の内容:
VOL.3の収録曲:Cano Roto (ソレア・ポル・ブレリアス)/ Cuatros (セビジャーナス)/ A mi hijo Jonatan (ミネーラ)